中国外務省報道官、「中露の軍事協力は他のいずれの国の脅威にもならず」
(last modified Wed, 12 Apr 2023 08:06:58 GMT )
4月 12, 2023 17:06 Asia/Tokyo
  • 中国の習近平国家主席とウラジーミル・プーチン大統領
    中国の習近平国家主席とウラジーミル・プーチン大統領

中国外務省報道官は、同国とロシアの軍事協力がほかのいずれの国にとっても一切脅威となることはないとしました。

中国外務省の汪文斌報道官

 

IRIB通信によりますと、中国外務省の汪文斌報道官は同国とロシアの協力強化を強調するとともに、「わが国とロシアの軍事協力は、世界のいずれの国に対しても脅威とはならず、我々はこの道筋において国際法規や方式を遵守している」と述べています。

また、中国とロシアが軍事的協力を強めていることに「重大な懸念」を示すという日本政府の表明を無責任だとし、「中国の脅威を誇張し、中国の内政に理不尽に干渉している」と反発しました。

さらに、「日本は誤ったやり方を正し、挑発と陣営による対抗を作り出すことを止めるよう求める」としました。

日本の報道各社によりますと、日本政府は11日火曜に発表した2023年版の外交青書の中で、日本周辺で中国とロシアが軍事的協力を強めていることに関して「日本の安全保障の観点から重大な懸念を持って注視していく必要がある」と明記していました。

また、中国については、重要な2国間関係の一つであるとする一方、対外的な姿勢や軍事動向は、法の支配に基づく国際秩序を強化する上で「これまでにない最大の戦略的な挑戦だ」と明記し、日本の総合的な国力と同盟国や同志国との連携で対応すべきだとしています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem