May 23, 2023 18:45 Asia/Tokyo
  • アメリカのブリンケン国務長官とパプアニューギニアのマラペ首相
    アメリカのブリンケン国務長官とパプアニューギニアのマラペ首相

パプアニューギニアの人々が、自国政府がアメリカとの防衛協定を結ぶことに抗議するデモを行いました。

パプアニューギニアで、米との防衛協定締結めぐる抗議デモ

 

ロイター通信によりますと、パプアニューギニアでは22日月曜、アメリカとの防衛協力協定締結を受けて抗議の波が高まり、パプアニューギニア大学、ゴロカ大学、パプアニューギニア工科大学といった主要大学の学生も参加する抗議デモが行われました。

参加者らは、この協定の内容がパプアニューギニア国民にはっきりと開示されるまでは署名を行わないよう求めました。

 

協定は、アメリカのブリンケン国務長官がパプアニューギニアを訪れ、同国のマラペ首相と会談したうえで署名されました。

アメリカとその同盟諸国は、台湾を巡る緊張増大が懸念される中、太平洋島嶼国が中国と安全保障協定を結ぶことを阻もうと画策しています。

アメリカのバイデン大統領は当初、G7広島サミット参加後にパプアニューギニアを訪れ、太平洋諸国の首脳らと会談する予定でした。しかし、米政府の抱える債務上限問題により、6月1日になる前にデフォルト危機回避の対策を取る必要にせまられたため、バイデン大統領はこの訪問予定をキャンセルし、G7サミット終了後すぐに帰国しました。

 


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