May 28, 2023 19:23 Asia/Tokyo

エジプト政府は27日、首都カイロの南にあるサッカラ遺跡で、ミイラ工房2か所と墓2基が発見されたと発表しました。

エジプト考古最高評議会のムスタファ・ワジリ事務局長によると、発見されたミイラ工房は、約2400年前の第30王朝の頃のものだということです。

エジプト観光・考古省によると、工房からはミイラ製作のため遺体を置いていた石製の作業台が備え付けられた部屋が複数見つかりました。

台の端には作業用の溝があり、そばには臓器などを保管する陶器の壺や儀式用の容器も置かれていました。

他にも同遺跡からは、紀元前24世紀と紀元前14世紀の神官の墓も発見されました。

そのうちの一つは第5王朝の書記官で、天空の神ホルスと正義の女神マアトに仕えた神官とされています。

遺跡発掘チームのムハンマド・ユセフ氏によると、墓の壁には日常生活や農業、狩りの様子が描かれていたということです。

 


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