日米韓が、安全保障担当高官協議を実施
6月 14, 2023 20:51 Asia/Tokyo
日本、韓国、アメリカの各国家安全保障担当高官が、北朝鮮問題を中心議題とした協議を東京で行っています。
韓国、日本、米国の安保当局者は14日から5日にかけて、北朝鮮問題などについて話し合うために東京で協議を開いています。
韓国大統領室は13日火曜、自国の趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長がアメリカのサリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官および日本の秋葉剛男国家安全保障局長と三者協議を行うために東京へ出発すると発表しました。
この発表ではまた、協議の主題には北朝鮮問題、地域・国際問題への対応、韓米日3カ国の協力方向などが予定されているほか、サリバン氏および秋葉氏とはそれぞれニ者協議も行うとされました。
一方、アメリカの国家安全保障会議も同日の声明で、サリバン氏が東京に行くことを明らかにしました。また、16日にはフィリピンのアニョ国家安全保障顧問を交えた日米比が三者協議を行う予定であるともしました。
北朝鮮は、アメリカおよびその地域同盟国である日本および韓国の挑発行為に対抗し、自国軍の強化を決定しました。しかしこれらの国々は、北朝鮮の決定に懸念を表明しながら、同国に対して厳しい制裁を課した上に地域での共同軍事演習を行いました。北朝鮮はこれに対し、弾道ミサイルの発射で応えました。
このように、挑発行為とその対処は悪循環に陥っていますが、北朝鮮はこれまでにも繰り返し、これらの挑発行為が朝鮮半島の情勢不安や兵器競争、軍事化拡大の要因になっていることを指摘しています。