アゼルバイジャン軍がナゴルノ・カラバフでの作戦を停止
9月 20, 2023 21:18 Asia/Tokyo
アゼルバイジャン国防省が、同国領内にあるアルメニアとの係争地ナゴルノ・カラバフ地域での軍事作戦の停止を発表しました。
アゼルバイジャン国防省は「ナゴルノ・カラバフ地域での軍事作戦の中止に関して合意に達しており、現地時間の20日水曜午後に攻撃は停止される」と表明しています。
また、ナゴルノ・カラバフ地域当局も「ロシア平和維持軍司令部の提案と停戦を受諾した」としました。
こうした中、アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は、訪問先の米ニューヨークにおいてミルゾヤン・アルメニア外相と会談し、同国とアゼルバイジャンの停戦合意の順守および、対話による問題解決の必要性を強調しました。
アゼルバイジャン側は19日火曜朝、「アルメニア軍が設置した対装甲地雷の爆発により、アゼルバイジャン側のトラックが破壊され、わが国の治安部隊数人が死亡したと主張しました。これを受け、アゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフで『対テロ』作戦を開始しており、アルメニア軍の撤退を求めている、と発表しました。
一方、アルメニア側は「ナゴルノ・カラバフ地域には一切軍を配備しておらず、アゼルバイジャン側の行動は大規模な侵略行為だ」と表明しています。
アゼルバイジャンによるナゴルノ・カラバフ地域への軍事攻撃を受け、アルメニア首都エレバンでは数百人の市民がデモを開催し、同国のパシニャン首相の辞任を要求しました。
このデモ参加者は、アルメニア首相を反逆罪で非難しています。
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