アフガン地震の死者が２０００人超に

イランの隣国アフガニスタンで発生した地震による死者数が、２０００人を超えました。

フランス通信によりますと、アフガン西部ヘラート州で現地時間の7日土曜に相次いで発生した強い地震で、同国のタリバン政権は8日日曜、死者が２０００人を超えたと明らかにしました。 

タリバン政権のビラル・カリミ報道官は「残念ながら犠牲者の数は非常に多い。死者数は２０００人を超えた」と表明しています。 

 今回の地震により、被災地では家屋が多数倒壊し、下敷きになったままの人がいるとみられ、救助活動が続いています。

OCHA国連人道問題調整事務所によりますと、６００棟を超える家屋が損壊したとされています。

アフガン国営バフタル通信は当局者の話として、揺れの強かったヘラート州ジンダヤン地区とグリアン地区にある１２の村が「完全に破壊された」と伝えました。

USGS米地質調査所の発表では、州都ヘラートの北西40キロの地点を震源とするマグニチュード（M）6.3の地震が発生し、その後、M4.3～6.3の余震が8回続いたということです。

ヘラート州の医療管轄当局者は、７日夜までに５００人以上の負傷者が病院に搬送されたと語りました。

なお、時事通信が日本の外務省の発表として報じたところによりますと、日本人の被害の情報はないということです。

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