中国が、米による香港への内政干渉を批判
May 27, 2020 20:56 Asia/Tokyo
-
中国と香港の国旗
中国外務省報道官が、香港への内政干渉を理由にアメリカを批判しました。
ロイター通信が中国・北京から報じたところによりますと、中国外務省の趙立堅報道官は、香港での国家安全法導入に対するトランプ米大統領の発言に反応し、「米国は、香港の内政に干渉すべきではない」と述べました。
また、「中国は、現在検討中の香港『国家安全法』をめぐる他国の干渉に対し、必要な対抗措置を講じるだろう」とけん制しました。

トランプ大統領は、「米国は香港での国家安全法に何らかの行動を起こすだろう」と発言しています。
こうした中、キャリー・ラム香港行政長官は、「香港は国家安全法の施行に関して中国と協力する用意がある」と述べました。
香港では、容疑者の中国本土への引渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正案への抗議行動が発生し、英米による改正案に乗じた干渉と相まって、騒乱が長期化していました。こうした中で国家安全法を導入する方針が打ち出されています。
香港は、1842年から1997年までイギリスの植民地支配下にありましたが、1997年に中国に返還されました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ