中国が強い懸念、「北京の新型コロナ感染拡大リスクは非常に高い」

6月 15, 2020 21:55 Asia/Tokyo

中国の孫春蘭副首相が、北京の新型コロナウイルス感染拡大リスクは非常に高いという見解を示しました。

サウスチャイナ・モーニング・ポストが15日月曜に伝えたところによりますと、北京の市場で新型コロナウイルスの集団感染が判明したことを受け、孫福首相は、市場とその周辺における「最も厳格な疫学調査」と、感染を抑えるための「感染源の綿密な追跡」を呼びかけました。

北京では、同市南部の食品卸売市場「新発地」で新型コロナの集団感染が発生しており、新たに計79人の感染が確認されました。新発地市場は北京市最大の食品卸売市場で敷地は107ヘクタール、北部の各省に食品を供給しています。

この集団感染については、11日以降に近隣地域の遼寧省で確認された2人の感染者と河北省で確認された3人の感染者も新発地市場と関連があるとされています。

中国国家衛生健康委員会が15日午前に発表した情報によれば、中国では14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに49人確認されています。

新型コロナウイルスが検出されたため、新発地市場は12日に閉鎖されており、約1万人の従業員を対象に抗体検査が実施される予定です。

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