米国務副長官 訪韓終え日本へ
-
ビーガン副長官とソ・フン国家安保室長
アメリカの北朝鮮担当特別代表を務めるビーガン米国務副長官が9日木曜午後、3日間の韓国訪問を終え、日本に向けて出発しました。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、ビーガン副長官は訪韓中、韓国大統領府のソ・フン国家安保室長、カン・ギョンファ外相、チョ・セヨン第1次官と会談しました。
また、イ・ドフン朝鮮半島平和交渉本部長とも会談し、朝鮮半島情勢の悪化を防ぎ、北朝鮮を協議の場に復帰させる問題などに関して意見交換したほか、情報機関・国家情報院(国情院)のチェ・ヨンファン第1次長と会談したと見られています。
ビーガン副長官は日本に2日間滞在し、外務省の高官らと北朝鮮情勢などについて意見交換する予定です。
金委員長とトランプ大統領は2018年6月以来、これまでに3回会合を設けています。
2018年6月12日のシンガポールでの最初の会議で、米朝双方は文書に署名しました。この文書によりますと、北朝鮮は完全な核軍縮、米国は北朝鮮に安全保障を提供することに合意しています。
しかし、米国はシンガポール合意の枠組みの中で、実践的な措置を講じなかったことから、北朝鮮からの批判を引き起こすことになり、北朝鮮も、米国の過度の要求と合意への不従順が、この交渉が失敗した要因であると発表しました。
北朝鮮は、朝鮮半島での米軍の駐留と軍事訓練の実施が、この地域の緊張を高める原因であるとし、米国の地域からの撤退と、軍事訓練の中止を常に求めています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
https://www.instagram.com/parstodayjapanese/