10月 06, 2020 15:36 Asia/Tokyo
  • アリエフ大統領
    アリエフ大統領

アゼルバイジャン共和国のイルハム・アリエフ大統領が、「ナゴルノ・カラバフ地域のうち、複数の住宅地と戦略的丘陵地帯が解放された」と語りました。

イルナー通信によりますと、アリエフ大統領は5日火曜、ツイッター上で「アゼルバイジャン軍は、ジェブライル郡にある戦略的丘陵地帯や複数の村落を解放した」と述べています。

また、「ナゴルノ・カラバフ地域におけるわが国の軍の軍事作戦は成功裏に続行されている」としました。

ジェブライル郡は、アゼルバイジャンとアルメニアが領有権を争っているナゴルノ・カラバフ地域内にあり、アゼルバイジャンの首都バクーの南西336キロ離れた、同国とイランの国境にかなり近い地帯に位置しています。

こうした中、アゼルバイジャン軍は5日午後、「当軍は、一部の戦線において作戦上、戦術として意図的に退却した。だが、多くの戦線にではアルメニア軍の拠点に対する攻撃を続行している」と発表しました。

一方、アルメニアの情報筋も、「地元軍は一部の戦線において、予想される人的・物的被害を未然に防ぐため退却している」と表明しています。

なお、ナゴルノ・カラバフ州に程近いイラン北西部・東アーザルバージャーン州ホダーアーファリーン郡のアミーリーラード郡長も、アゼルバイジャン・アルメニア間の砲撃戦が再度激化したことに触れ、「イラン北西部の国境地帯に着弾する砲弾の数が増加している」と語りました。

そして、ラフマーニーファズリー・イラン内務大臣も5日、イラン北西部国境近辺での今回の軍事衝突とその影響について、「アルメニアとアゼルバイジャンは、国際法の遵守と各国の主権尊重により、この問題を解決する必要がある」と述べています。

アゼルバイジャン領内にあるアルメニアの実行支配地ナゴルノ・カラバフ地域をめぐるこの両国の衝突は、先月27日より開始されました。

この地域では、2014年夏、そして2016年4月、さらに去る7月にもこの両国による衝突が発生しています。

 

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