シンガポール、今年を象徴する漢字は「保護マスク」
12月 15, 2020 17:28 Asia/Tokyo
シンガポールで、今年1年を象徴する文字として、「保護マスク」と記すのに使用される漢字「罩」が選ばれました。
2011年以来シンガポールでは、その年を象徴する漢字を選考することが慣例となっています。
この選考は、ラジオ局とSNSとの共同調査により実施され、慣例となった選考結果は14日月曜、シンガポール最大手の中国語新聞「联合早报 ( Lianhe Zaobao)」がまとめ公表しています。
同紙編集長は、「この結果は、今年世界中で、また国内で生じている特別に困難な状況を考慮すれば、予想外のものではない。マスクは私たちの日常での必需品となり、コロナウイルス用のワクチンが完成した後でさえもそれは変わらないだろう」との見解を示しました。
因みに、この選考で2位となった漢字は伝染病の意味を示す「瘟」、3位は検疫期間を表す漢字の「封」でした。
今年4月以降、シンガポールでは小学区や幼稚園も含めたあらゆる場所でマスクの着用が義務化され、はじめての違反でも多額の罰金が科せられる可能性が出てきています。
シンガポールでは、公用語として英語やマレー語、タミル語、普通話(一般的には中国語)が使用され、公式データによりますと、シンガポールの総人口560万人のうち76%を中国人が占めています。
なお、日本では2020年を象徴する漢字として「密」が選ばれています。
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