北朝鮮党中央委で、キム総書記が包括的な対外政策の方向路線を明示
2月 10, 2021 17:47 Asia/Tokyo
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キム総書記
北朝鮮・朝鮮労働党の中央委員会第8回総会の2日目において、キム・ジョンウン総書記が、同国の包括的な外交方針を明示しました。
イルナー通信によりますと、キム総書記は10日水曜、6日目となった大会において、地域への米軍の駐留が朝鮮半島の緊張の原因になっているとし、「南北朝鮮関係の変化は、韓国の今後のアプローチ次第である」と述べています。
キム総書記は最近、北朝鮮の「核抑止力」の開発と、西側の軍事的脅威を回避し、朝鮮半島の平和と繁栄を達成するための「最も強力な軍事力」の創設を強調していました。
この会議ではさらに、これまでの経済発展策の失敗が批判された後、国の経済成長を後押しする5カ年計画が発表され、国家経済指導機関の役割強化も指示し、党レベルでの内閣の後押しを明確にするとともに、今年の経済事業の成果は国家経済指導機関の機能と役割にかかっているとした上で「経済事業を大胆かつ革新的に展開できるよう党が最後まで後押しする」と述べています。
北朝鮮は1月の第8回党大会では、党内の専門部署として経済政策室を新設し、室長に内閣副首相を兼ねさせ、内閣が特殊機関などにも統一的な指導を行うよう強調しています。
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