過去20年間のアフガン占領中における米の犯罪行為
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アメリカが、過去20年間のアフガニスタン占領後にようやく、今年9月までに同国から米軍を撤退させると表明しました。今回は、これまでの20年間にアフガニスタンでアメリカが引き起こした、人類に対する犯罪を振り返ってみることにしましょう。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
7月 05, 2021 11:35 Asia/Tokyo

アメリカが、過去20年間のアフガニスタン占領後にようやく、今年9月までに同国から米軍を撤退させると表明しました。今回は、これまでの20年間にアフガニスタンでアメリカが引き起こした、人類に対する犯罪を振り返ってみることにしましょう。

アメリカは2001年9月11日の同時多発テロ発生後、テロ組織アルカイダやアフガニスタンの反体制組織タリバンとの戦いと称して、同年10月7日にアフガニスタンに侵攻し、同国を占領しました。

そして、その後これまでの20年間にわたる不首尾なアフガン駐留期間中に、決して同国民の記憶から消え去る事のない数多くの、「人類に対する犯罪」を引き起こしてきています。

アフガン空爆に伴う、防衛手段を持たない民間人の殺戮、拷問や暴行、学校や病院などの爆撃は、こうした犯罪の氷山の一角に過ぎません。

もっとも、一部の事例に関しては、アメリカがアフガンで起こした軍事作戦上の過ちだと説明されていますが、それらはアフガンにおけるアメリカ政府の「人類に対する犯罪や行動」のリストに追加されるべきものです。

アメリカ軍が引き起こした犯罪は、2012年3月11日に発生した1万7000人ものアフガン・カンダハールでの民間人の殺害とその遺体の焼却、2015年のクンドゥーズ市での国際NGO「国境なき医師団」が運営していた病院への空爆、アフガン東部での婚礼会場への攻撃、バグラム刑務所をはじめとするアフガン国内の秘密刑務所での収監者に対する拷問など枚挙に暇がなく、これらは常にアメリカに対する人権機関の強い非難を引き起こしています。

アフガン内外の独立系人権機関がこれまでにたびたび、同国での多国籍軍による戦争犯罪の調査を要請した事を受け、オランダ・ハーグにあるICC国際刑事裁判所は2020年3月5日、アフガンでの米軍による「人類に対する犯罪」および戦争犯罪に関する調査の開始に同意しました。

これに基づき、アフガン駐留中だったアメリカ軍がこれらの犯罪に関与した可能性も含め、2003年5月1日以降に発生した一連の犯罪に関する捜査がなされることになっています。

ファトゥ・ベンソーダICC主任検察官によりますと、アフガンでのアメリカ軍兵士や情報部隊に関する一連の情報が存在しており、それらは彼らが2003年及び2004年にアフガン及びその他の地域において、戦争に関係する収監者に対し、拷問や残忍な対応、個人の尊厳の侮辱、性的暴力や強姦などを意図的に行ったことを裏付けているということです。

2017年4月13日に、アメリカ空軍はアフガン・ナンガルハル州にて最大規模の非核爆弾を初めて使用しており、このことはアフガンをはじめ国際社会において強い否定的な反響を呼びました。

当時アフガン大統領だったハーメド・カルザイ氏はこれに関して、「これは単なる国家主権の侵害にとどまらず、わが国の自然環境や領土に対する不敬でもあり、今後数十年にわたって悪影響を及ぼすだろう」と述べています。

専門家の話によりますと、アメリカ軍により世界最大規模の爆弾を投下されたナンガルハル州では、住民らが今後50年間はこの爆弾による影響に苦しめられる事になるとされています。

また、2008年8月21日にも米軍はアフガン西部ヘラート州シンダンド郡内のある集落を爆撃し、この時には90人以上の民間人が命を落としました。

さらに、同年11月5日にはカンダハール州の当局者が、同州内Shah Wali Kot 地区である婚礼会場がアメリカ軍の攻撃を受け、民間人37人が死亡したほか、数十人が負傷したことを明らかにしています。

アメリカが特にテロとの戦いで効果を上げるという点において、アフガンでの自らの責任を意識していないことから、アフガニスタンは反体制組織タリバンへの対処に加えて、近年ではイスラム国を自称するテロ組織ISISにも対峙することになりました。ISISの犯罪も、アフガンでアメリカが過激派組織への真剣な対処を怠ったことが原因であり、アメリカの黒い経歴に明記されるべき項目となっています。

アフガンではさらに、米軍の駐留のもとで大麻の栽培や麻薬の生産が少なくとも4倍増加したほか、それらが他国に輸出される事態となりましたが、このことはアフガンはもとより国際社会に甚大な被害を及ぼしています。

 

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