韓国情報機関、「キム総書記の身辺異常説は根拠なし、正常に統治活動中」
7月 07, 2021 19:57 Asia/Tokyo
-
北朝鮮のキム・ジョンウ
韓国情報機関の国家情報院(国情院が、北朝鮮のキム・ジョンウ朝鮮労働党総書記の身辺異常に関する新たな憶測を、「根拠のないもの」としました。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、韓国国情院は7日水曜、一部で取り沙汰されているキム総書記の身辺異常説について、「根拠のないものと判断している」と否定する文書を出し、「キム総書記は6月29日に党政治局拡大会議を終日主宰し、最近も正常に統治活動を行っている」と説明しています。
キム総書記の身辺異常説を伝える情報が一部に流れたのは、米CNNが「キム総書記はいくつかの公式行事に姿を見せていない。病気の可能性がある」と報じた後のことです。
この報道を受け、ロイター通信は「中国は、キム総書記の日々の状態についていくつかのアドバイスを提供するために、医療専門家を含む専門家チームを派遣した」と報じました。
これに先立ち、ソ・ウク韓国国防相も、キム総書記の健康状況に関する一連の憶測に反応し、「北朝鮮国内での異常な動向は一切見られない」とし、「キム総書記が公の場に姿を見せないことは、目新しいことではない」と強調しています。
昨年4月にも、金正恩氏が一時姿を見せなかったため身辺に異常が起きた可能性が盛んに報じられたものの、後に誤報であることが判明しました。
なお、一部メディアは匿名の消息筋の話として、北朝鮮内でクーデターの兆しがあると報じています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ