アフガン北東部パンジシールで、タリバンとその反対勢力が衝突
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タリバンとその反対勢力の衝突
アフガニスタン北東部パンジシール州で、同国を最近制圧した組織タリバンと、これに反対する武装勢力の間の衝突が依然として続いています。
イラン学生通信・イスナーによりますと、反タリバン勢力に近い筋は、「6日月曜夜から、反タリバン勢力の拠点は所属不明の無人機の攻撃を受けている。このため、彼らの多くは撤退と山岳地帯への移動を余儀なくされている」としました。
この報告によりますと、今月6日からパンジシール渓谷での戦闘が激化し、隣接するバグラーン州アンダラーブ郡でも多数の衝突が繰り広げられているということです。
目撃証言では、パンジシール渓谷での緊迫化および、タリバン側からの恒常的な銃撃により、地元民の多くが自宅を退去し高所へ避難したとされています。
こうした中、タリバンのムジャヒド報道官は6日、「パンジシールは完全にタリバンの管理下に入っており、アフガン国内での戦争は終結した」と語りました。
しかし、反タリバン勢力側の代表者の1人であるナザリ氏は、「抵抗軍はゲリラ戦術を駆使している」と述べています。
一方で、同日の夜および7日火曜未明にはまた、所属不明の戦闘機が、パンジシール州内にあるタリバンの拠点を攻撃したというニュースも入ってきています。
これらの戦闘機がいずれの国から飛来してタリバンを攻撃したかは定かではありませんが、地元の目撃者の話では、パンジシール州での戦況はアフガンの英雄・故マスード将軍の実子、アフメド・マスード氏に忠誠を誓う部隊に有利な展開となっている、ということです。
一部の筋は、パンジシール内にあるタリバンの拠点を攻撃した戦闘機が、ウズベキスタンやタジキスタンに移動されていたアフガン旧政府軍のものだ、としています。
アフメド・マスード氏も、「タリバンに対する抵抗は継続されている」と表明するとともに、アフガン市民に国民総出の蜂起を呼びかけています
こうした呼びかけに呼応し、アフガン市民は6日夜、首都カーブルをはじめとする一部の国内都市において、タリバンに反対する抗議デモを開催しました。
カーブルのほか、アフガン北部マザーリシャリフでの抗議行動を撮影した動画もSNS上に公開されており、その中では一部の市民が夜の暗闇の中で「抵抗軍万歳」、「パキスタンに死を」などのスローガンを連呼している様子が伺えます。
先月15日にカーブルを制圧したタリバンは、それまでのガニ・アフガン政権を打倒しましたが、その中で北東部パンジシール州だけは唯一掌握できていませんでした。
この数週間にわたり、パンジシールを拠点としアフメド・マスード氏率いる反タリバン勢力とタリバンとの間で、複数回にわたる交渉の場がもたれましたが、これらの交渉では現在まで両者間の緊張を平和的に解決させるにはいたっていません。
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