中国が、巨大貿易協定CPTPPへの参加申請
9月 18, 2021 16:36 Asia/Tokyo
中国商務省が、「包括的および先進的な環太平洋経済連携協定(CPTPP)」への参加を申請しました。
米CNNによりますと、 中国商務省は16日の声明でこれを明らかにし、世界2位の経済力を持つ同国が、アジア太平洋地域での関係強化に乗り出した形となりました。
CPTPPは11カ国からなる自由貿易協定で、2018年12月に発効しました。メキシコ、オーストラリア、カナダ、シンガポールなどが加盟していますが、米国はトランプ前政権時代の17年、前身の「環太平洋経済連携協定(TPP)」から脱退しています。
トランプ氏の前任のオバマ元大統領は、中国の影響力への対抗措置としてTPPを重視しており、トランプ氏の脱退後、中国は直ちに同協定への加盟に向けて動き出していました。
中国外務省の報道官は17日の会見で、CPTPPへの参加について、「アジア太平洋地域の経済統合推進に寄与するほか、パンデミック後の景気回復や貿易、投資の拡大にも追い風になる」と説明しました。
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