米国防総省、アフガンの空爆犠牲者遺族への賠償金支払いを約束
10月 16, 2021 20:47 Asia/Tokyo
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アフガンの空爆犠牲者遺族への賠償金支払い
米国防総省のカービー報道官は、アフガニスタンの首都カーブルへの米軍無人機による攻撃の犠牲者遺族に賠償金を支払い、アメリカへ移住させる用意があることを約束しました。
英スカイ・ニュースのウェブサイトによりますと、米国防総省のカービー報道官は15日金曜の記者会見で、カーブルでの米軍無人機による攻撃で死亡した10人が、アメリカにとって脅威ではなく、テロ組織ISISの協力者でもなかったことを認めました。
その上で、米政府はこれらの犠牲者遺族に賠償金を支払うと表明しました。
カービー報道官は賠償金の額については言及しませんでしたが、これらの遺族を、米国内での居住権が与えらえるべきアフガン市民のリストに加えると表明しました。
アメリカは去る8月29日、カーブルへの無人機攻撃により、ISISの爆弾設置計画を阻止したと主張していました。
米紙ニューヨーク・タイムズが収集したインタビューや映像には、米軍が、爆発物を運搬しカーブル空港への差し迫った危機であると主張していた自動車を無人機が空爆し、ISISとは何のつながりもなかった救急隊員が殺害されることになりました。
最終的に国防総省は、この攻撃で救急隊員1人とその家族9人が死亡したと認めました。
米国防総省のオースティン長官は、この件に関して単に謝罪し、「この過ちから教訓を得るよう努力する」とコメントしたのみに留まっています。
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