韓国が初の国産ロケット打ち上げるも、軌道投入には失敗
10月 21, 2021 19:25 Asia/Tokyo
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韓国産ロケット
韓国が、初の国産宇宙ロケットを打ち上げました。
ロイター通信が21日水曜、韓国・高興から報じたところによりますと、韓国初の国産宇宙ロケット「ヌリ」が現地時間の21日午後5時、同国南西部・全羅南道高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられました。
もっとも、1.5トン級の人工衛星を高度700キロまで運ぶのには成功したものの、計画軌道には乗せられず、韓国政府は2022年5月の2号機の打ち上げに向けて、失敗の原因究明と改善策を急ぐことにしています。
このロケットは、重量が200トンで3段式となっており、液体燃料を使用して、1.5トンの重量の衛星を地球から600─800キロメートルの軌道に運ぶよう設計されています。
「ヌリ」の開発は2010年に始まり、韓国政府は総額1兆9572億ウォン(約1900億円)の予算を投じてきました。
韓国のムン・ジェイン大統領は「完璧に目標を達成することはできなかった」としながらも、「700キロの高度まで到達したことは素晴らしいことだ」とコメントしました。
韓国政府によりますと、1トンを超える衛星の打ち上げ能力を確保したのは世界で7カ国目だということです。
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