タジキスタンでの7カ国協議の主題はアフガン
10月 21, 2021 21:01 Asia/Tokyo
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アフガンの国旗
タジキスタンの首都ドゥシャンベで開催されている会合で、同国のほかイラン、カザフスタン、中国、パキスタン、ロシア、ウズベキスタンの合計7カ国が、アフガニスタンでの包括的政権の樹立を強調しました。
ファールス通信によりますと、これら7カ国の代表者はこの会合で、「アフガン包括的政権において、すべての民族・社会集団、宗教的集団の利益が考慮されるべきだ」と表明しています。
また、「アフガン国内に潜在するテロ組織は、同国や地域にとっての脅威である」とし、「現在のアフガン問題の解決には、本会合の参加メンバーである国際機関という下地の活用が欠かせない」としました。
さらに、国際機関やこの問題に関心のある各国に対し、アフガン問題の解決、およびアフガンでの法と秩序の確立に向けた集中的な取り組み、包摂的な政府の確立、緊張と暴力の拡大の防止、そして国際テロとの戦いを支援するよう呼びかけています。
今年8月15日からアフガンの政権を掌握している組織タリバンは、さる9月7日に暫定政権の閣僚メンバーを発表しました。
しかし、タリバンが指名した閣僚らは、アフガン国内の反対派や国際社会の批判を巻き起こしています。
評論家の見解では、タリバンによる新内閣構成は包括的政権の結成に関するタリバンの約束と矛盾しているということです。
包括的政権の結成と女性の権利遵守、教育はタリバンに対し国際社会の譲れない一線であり、タリバンに対してこれらの問題を公式に認識するよう求められています。
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