米無人機の攻撃に関する調査結果に、アフガン国民が激怒
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米無人機の攻撃
アフガニスタン国民が、死亡者を出したアメリカの無人機攻撃に関する調査結果を、受け入れられないものだとしました。
今年8月、アフガニスタン撤退を前に行われた米軍の無人機攻撃では、10人の民間人が死亡し、そのほとんどが女性と子どもでした。
米国防総省が行った調査の結果では、この攻撃は法の違反や軽率な判断を伴うものではなかったとされました。
ロイター通信によりますと、アフガニスタン国民の多くは、自国で行われたこの無人機攻撃の違法性が否定されたことに激怒し、これを受け入れられないものだと捉えています。
アフガニスタン首都カーブルでは、サミ・サイード米空軍監察総監による「調査ではいかなる法の違反も確認されなかった」という発表が、多くの人々の怒りを掻き立てました。
同国の人々は、「なぜアメリカは、多数の罪を犯した後に超法規的国になりうるのか?」という疑問を提示しています。
中国CCTVの取材を受けたカーブル市民のサッジャーディーさんは、「米国は交戦法規を破っていないと主張しているが、これに違反したことは明白であり、説明責任を果たしていない」と語っています。
また、別の市民アッラードゥーストさんは、「米国は多くの人々を殺した。彼らは、女性や子どもを数多く殺し、アフガニスタンを荒廃させたのに、犯罪は犯していないと主張している」としました。
さらに別の市民も、アメリカがアフガニスタン民間人を殺すのはこの件が初めてではないものの、自身の措置が理由で処罰されたことは一度もないと指摘して、「米国は、交戦法規をないがしろにしているが、裁かれたことは全くない。これは国際社会にとって恥ずべきことだ」と憤慨しています。
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