国連、「アフガン国民は厳しい日々を送っている」
2月 14, 2022 20:01 Asia/Tokyo
国連のグリフィス人道問題担当事務次長が、「アフガニスタンの人々は、経済的問題のために非常に厳しい日々を送っている」としました。
アフガンがタリバンに掌握されて以降、アメリカがアフガニスタン名義の外貨資産を凍結したため、石油を中心とした燃料の価格が高騰し、同国の人々は不適切な経済状況にあえいでいます。外貨の変動、物価高騰、工場の閉鎖、政治危機、難民危機、国内外機関の活動停止、そしてそれらの結果としての数万人単位の失業者の発生により、アフガン国内の貧困率はこの20年に例がないほどの水準にまで上昇しています。
アフガニスタンのアヴァ通信によりますと、グリフィス人道問題担当事務次長はツイッターにおいて、アフガニスタン国民を助けて経済崩壊や人道的危機の阻止を確実にするため、同国外貨資産の凍結を解除するよう、全ての国々に対し要請しました。
これ以前にも、複数の国際組織や機関が、アフガニスタンの人道状況悪化と経済崩壊について警告してきました。
数日前には、ユニセフ・国連児童基金も、同国で急性栄養失調により100万人の子どもが死亡する可能性があると警告しています。
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