世銀が、アフガン名義の資産凍結の一部解除を提案
2月 19, 2022 20:30 Asia/Tokyo
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世銀が、アフガン名義の資産凍結の一部解除を提案
世界銀行が、アフガニスタン名義の資産6億ドル相当の凍結解除を提案しました。
アフガン・シャファグナー通信が19日土曜、報じたところによりますと、世界銀行首脳陣は同行のアフガン復興信託基金内で凍結されている、アフガン名義の資産10億ドルのうち、6億ドル分を同国の教育や各世帯への支援に充当する旨を提案しています。
ある情報筋は、「世界銀行は来月1日、この提案を検討するとともに、基金内に残っている資金について自らの最終決断を発表するだろう」としました。
アメリカや国際機関による資産の凍結や支援停止により、アフガンでの経済危機がさらに悪化しています。
国際機関や人道支援機関のほぼすべてが、冬季における数百万人のアフガン人の飢餓や死亡の危険について警告しています。
国連は最近、アフガンの総人口の55%に当たるおよそ2300万人の飢餓に関して、深刻なものとして警告しました。
国連の報告では、現在すでにアフガン人全体のうち900万人近くが飢餓の危険に瀕しています。
こうした中、バイデン米大統領は最近、アメリカ国内にあるアフガン名義の資産70億ドルの凍結および、そのうち半分を2001年のアメリカ同時多発テロの犠牲者の賠償金に充当することを命令しました。
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