中国が、世界の集団殺戮兵器の廃絶・廃棄を強調
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中国の戴兵・国連次席大使
中国が、生物兵器や化学兵器を含む大量破壊兵器を保有する国々に対し、できるだけ早くそれらを廃棄・廃絶するよう求めました。
中国国際放送テレビCGTNによりますと、中国の戴兵・国連次席大使は、ウクライナでの生物学実験所問題について議論する国連安保理会合において、「わが国は、生物兵器や化学兵器を含むすべての大量破壊兵器の完全な禁止と廃絶を支持している」と述べています。
また、「中国は、いかなる状況においても、またいずれの国によっても、生物兵器および化学兵器の製造、備蓄および使用に断固として反対する」としました。
この会合では、ネベンジャ・ロシア国連大使もウクライナでのバイオ軍事活動をめぐる調査を支援するような情報を安保理に提供する意向を表明しています。
また、「ロシアは、米国が生物兵器および毒物使用兵器に関する条約に違反していることを示す大量の重要な情報をすでに収集している」と語りました。
ロシアはこれに先立ち、「ウクライナでの米軍によるバイオ軍事活動の新しい証拠を、国連安保理に提出する予定だ」と表明しています。
これに関して、ロシア安全保障会議のニコライ・パトルシェフ事務局長は、ロシア南部の安全保障問題に関する会議で「米国はウクライナの領土を使って微生物兵器をテストしている」と語りました。
さらに、「米国は、ロシアとの国境近くを含む世界中に生物学研究所を設置している」と述べています。
ロシア放射線・化学・生物学的保護部隊の責任者であるイゴール・クリロフ(Igor Krylov)氏も、「コロナワクチン製造企業として有名になったファイザーやモデルナを含む米企業は、ウクライナでの米軍および生物学的活動に関与していた」としました。