アゼルバイジャン・アルメニア和平合意に対するイランの反応
8月 09, 2025 16:59 Asia/Tokyo
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アゼルバイジャン・アルメニア和平合意に対するイランの反応
アゼルバイジャンとアルメニアが和平合意に達したことをうけ、イラン外務省は両国がイラン・アルメニア国境沿いに「ザンゲズール回廊」を設置することで合意したことについて「回廊の設置は、外国勢力が関与せず、地域各国の主権・領土が守られる場合に、地域の安定・安全、経済発展に資する」とする声明を出しました。
【ParsTodayイラン】アゼルバイジャンとアルメニアの両首脳は8日、米ホワイトハウスでトランプ大統領とともに和平に向けた共同宣言に署名しました。共同宣言には、アゼルバイジャンとその飛び地領・ナヒチェヴァン自治共和国を結ぶ「ザンゲズール回廊」をアルメニア・イラン国境沿いに設置することが盛り込まれているとされます。
両国の合意について、イラン外務省は以下のような声明を発表しました。
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イランは南コーカサス情勢を注視しており、アゼルバイジャン・アルメニア双方と関係を結んでいる。コーカサス地域の平和と安定が誰にとっても利益となることは疑いがない。イランは今回の両国の合意を歓迎し、これを恒久的な和平実現に向けた重要な一歩とみなしている。
一方で、イランとの国境地帯における外国勢力の介入には、それがどのような形であれ、地域の安定・安全を損なうものとして懸念を表明する。
イランは自らの国益を守るため、あらゆる政治的・法的・経済的対策を講じるとともに、両国との相互利益にもとづく建設的な協力関係を続けていく用意がある。
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