イラン外務次官、「核協議をまとめる新案あり」
7月 27, 2022 14:22 Asia/Tokyo
核協議においてイランの首席交渉官を務めるバーゲリーキャニー外務次官が、「我々には、形式と内容の両面で核協議をまとめる新案があり、これを(相手側と)共有していく」と述べました。
バーゲリーキャニー外務次官は26日火曜夜、ツイッターにおいて、「先週に、(核合意復活を目指す)ウィーン協議の相手側との真剣かつ建設的な意見交換が行われた」としました、
そして、「(EUの)調整官は、協議をまとめるための自身の案を提示した。我々にも、形式と内容の両面で核協議をまとめる新案があり、これを共有する予定だ」と続けました。
アメリカは、トランプ前政権時代の2018年5月、一方的かつ違法に核合意から離脱し、その後、以前の核関連制裁の再発動に加えて、イランに対して広範な制裁を新たに課しました。次に政権を握ったバイデン大統領は、アメリカを核合意に復帰させる意向を示していますが、これまでのところ、バイデン政権側から核合意復帰に向けた具体的な措置は、なにひとつ講じられていません。
これに対しイランは、すべての制裁が解除され、核合意内に定められた責務を相手側の諸国が履行し、核合意にある自国の利益を得られるようになれば、完全な合意内責務の履行に戻ることを、繰り返し強調しています。
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