イラン国家安全保障関係者、シリア停戦に向けた努力を強調
(last modified Fri, 10 Jun 2016 12:53:46 GMT )
6月 10, 2016 21:53 Asia/Tokyo
  • イラン国家安全保障関係者、シリア停戦に向けた努力を強調

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、シリアでの停戦に向けたイラン、ロシア、シリアの努力を強調しました。

イルナー通信によりますと、シャムハーニー書記は10日金曜、テヘランで、イラン、ロシア、シリアの国防相協議の傍らで、シリアのフレイジ国防大臣と会談し、「イランのシリアへの支援はこの国に存在するテログループが根絶されるまで続けられる」としました。

また、シリアの危機の解決は外交ルートによってのみ可能だとしました。

さらに、アメリカや西側・地域の同盟国のシリア危機への政治的で非建設的な見方は、政治的、軍事的緊張の拡大に影響を及ぼしているとし、「テログループを支援しながら、危機解決に向け政治的アプローチを提示するのは、明らかに矛盾しており、これらの国の誠実さを疑わせるものだ」としました。

一方のフレイジ大臣もこの会談で、最高指導者ハーメネイー師、イランの政府や国民のテロ対策におけるシリアへの支援に感謝し、「シリアの政府と国民は、確固たる決意を持って、この国のテロリストを完全に掃討するまで、危険な戦いの道を継続するだろう」と述べました。

イラン、ロシア、シリアの国防相協議では、地域の最新情勢、テロ対策の強化と拡大の道について検討、意見交換が行われました。