イランが、戦争犯罪特別裁判所を設置へ

イラン国内または国外でイラン人に対して行われた戦争犯罪の容疑者の裁判を目的とした戦争犯罪特別裁判所が、イラン立法史上初めて設置されることになりました。

この戦争犯罪特別裁判所の設置計画をめぐるイラン国会司法委員会内の第1回総合調査会議が1日月曜、外務省、軍、革命防衛隊、警察、その他の関連機関の代表者の出席のもとに開催されました。

IRIB通信によりますと、この計画の立案・推進を担当する国会司法委員会のノウルーズィー副委員長は、「イランで戦争犯罪裁判所設置に関する独立した特別法がないことを理由に、国際裁判所はイランの一般裁判所で受理された訴状や下された判決を受け入れず、”それらの訴状・判決は戦争犯罪裁判所発行のものではなく、国際的な司法上の追及用件に合致しない”と強調している」と述べました。

続けて、「戦争犯罪裁判所の設置計画は今後3か月以内に法制化され、国際法や司法上の空隙も埋められることになる」としました。

また、この裁判所設置後に優先されるべき事案として、イラクの独裁者であった故サッダーム・フセイン、アメリカ、シオニスト政権イスラエル、反イランテロ組織MKOモナーフェギンらによるイラン内外での犯罪を挙げました。

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