IAEAが、イラン核計画の保障措置関連でまたも主張
(last modified Tue, 23 Aug 2022 09:09:23 GMT )
8月 23, 2022 18:09 Asia/Tokyo
  • IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長
    IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長

IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が、イランの平和目的の核計画に対する保障措置に関する主張を、再び繰り返しました。

IAEAは近年、シオニスト政権イスラエルがイランの核計画について提示した主張の一部を、その真偽について何ら検証しないまま、繰り返し提起しています。イラン政府は、このような主張は捏造であるとして認めていません。

グロッシ事務局長は現地時間の22日月曜、米CNNとのインタビューにおいて、一部のイラン国内施設の調査に関する、根拠のない主張を再び繰り返しました。

これらの主張は、核合意の完全実施に向けたEU提出の案に対するアメリカ側の返答を、核合意参加各国が待っている中で行われました。

今月4日から8日にかけてオーストリア・ウィーンで行われた、アメリカの対イラン制裁の解除を中心議題とする協議の新ラウンドでは、調整役であるEUのモラ欧州対外活動庁事務次長による案が提示され、イランはこれらの案に対し、書面での公式な回答を行っていました。

アメリカ当局者らは、イランの案を受け取っており、現在精査中だと述べています。一方、EUのボレル外務安全保障政策上級代表は22日月曜、「EUの案に対するイランの返答は合理的なものである」と表明しました。

ウィーン協議参加諸国のほとんどは、イランに対する圧政的で違法な制裁の解除に焦点を当てており、同協議がより迅速にまとまることを望んでいます。しかし、最終的な合意成立には、残されたいくつかの重要な問題に関するアメリカの政治的決定を待つ状態にあります。

 


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