イラン外相、「米は合意到達のため曖昧な言い回しをやめるべき」
(last modified Sat, 10 Sep 2022 08:28:30 GMT )
9月 10, 2022 17:28 Asia/Tokyo

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、「米国は、合意が最短期間で成立するよう、文書内での曖昧な言い回しを止める必要がある」と述べました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相と中国の王毅外相は電話会談を行い、二国間および地域・国際問題や制裁解除を目指す協議について話し合い、意見交換しました。

両外相は、中国・北京でイラン外務省の経済外交担当次官が行った対話に基づき、戦略的な包括的協力協定の実施の最新状況について検討しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、「我々は、良好、強固、かつ安定した合意に達するため真剣に取り組んでいる。米国は、最短期間で合意に達することができるよう、文書内での曖昧な言い回しを止める必要がある」と述べました。

一方の王毅外相は、「中国政府はイランとの関係をこれまで以上に拡大することに関心を抱いている」としました。

そのうえで、両国関係の拡大はそれぞれの利益に適ったものだとし、協力協定が国際情勢の方向性に関係なく実施されることを強調しました。

王毅外相はまた、多くの地域的・国際的問題において両国が共通の見解を持っていると指摘し、ロシア、トルコ、イランの3か国が行うシリア和平のための協議「アスタナ・フォーマット」への中国の参加をイランが支持したことに感謝しながら、中国がシリアの安定と平和を確立するために積極的に役割を果たす準備があると表明しました。

そして、国際的な場における一極主義を否定しながら、核協議におけるイランの道理にかなった要求を支持し、「法的権利を手にすることはイランの持つ権利である」と指摘しました。

 


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