米NYで、イランの外交協議が継続
アメリカ・ニューヨークで開催中の国連総会の傍ら、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と東西アジア、南米、ヨーロッパ、アフリカ諸国の外相らとの会談や協議が続いています。
IRIB通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はベラルーシ、スロベニア、インドネシア、モーリタニア、マリの各国外相、および国連シリア問題担当事務総長代表、国連人道問題担当事務次長と、個別に会談し、国際問題や両者間問題に関して協議しました。
特に、マーティン・グリフィス国連事務次長(人道問題担当)兼緊急援助調整官との会談では、「国連は、イエメン国民の人道面での封鎖解除に注目する必要がある」と語っています。
そして、「500万人近くのアフガン移民がイランに住んでおり、毎日かなりの数のアフガン人が国境を越えてイランに入国している。しかし、この多数の人々、特に新たなアフガン難民に対する国連の人道支援は存在しない」と述べました。
さらに、全シリア国民への人道支援物資の公平な分配及び、国際救援機関によるシリア国民への真剣な注意の必要性を強調しています。
また、ウクライナでの戦争停止を目指すイランの努力について説明し、ウクライナ難民の状況に注意を払う必要性を強調しました。
一方のグリフィス事務次長も、イランによるアフガン難民受け入れに謝意を示すとともに、「イランは世界中の難民の受け入れ支援の顕著な例である」としています。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はこれに先立ち、スウェーデン、ノルウェー、ベルギー、オランダ、イラク、シリア、レバノン、ベネズエラ、エリトリア、ウガンダ、カタール、アラブ首長国連邦、ヨルダン、アゼルバイジャン共和国、アルメニアの外相と会談しています。
同外相は、国連事務総長および国連総会議長と会談した後、27日火曜にニューヨークを出発し、帰国の途に就くことになっています。