イラン政府報道官、「ドイツの人権擁護はジェスチャー」
11月 29, 2022 17:20 Asia/Tokyo
イラン政府のバハードリージャフロミー・イラン政府報道官が、「ドイツ政府は、政治的ジェスチャーでイラン国民に行った犯罪を帳消しにすることはできない」としました。
バハードリージャフロミー報道官は、ツイッターでドイツ政府について、「ある時には、イラクの旧独裁者・サッダームと共謀してイランの人々やクルド民族の女性と子どもたちを化学兵器で殺害し、また別の時には、イラン国民に対する違法な制裁に協力した政府が、今日は、政治的目的のために人権擁護のジェスチャーを取っている」と指摘しています。
ドイツの根回しによって今月24日に開かれた国連人権理事会特別会合では、「イランにおける人権状況」なるものをめぐる反イラン的決議が採択されました。この決議採択により国連人権理事会は、最近の混乱の中で「イラン政府による人権侵害」があったという主張を調べるための調査団設置に同意したことになります。