イラン外相、「西側はわが国の騒乱に介入、不安定な核合意は望まない」
12月 06, 2022 15:25 Asia/Tokyo
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、国内で最近発生している騒乱に西側諸国が関与・干渉していることを強調し、また、核協議についてもイランとして不安定な合意を望まないと述べました。
国際通信イランプレスによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は5日月曜、訪問先のセルビア首都ベオグラードにて現地在留イラン人らと会談し、イラン国内での最近の騒乱・暴動について、「わが国における最近の暴動の中、西側のある国の国籍を持つ41歳の女性が街中で逮捕された。この女性は集会を、(ドローンの一種)クアッドコプターと技術的操作を用い、例えて言えば実際には200人しかいない群衆を2000人に見せるような、巧妙なやり方で動画に撮る任にあたっており、さらに高速インターネット装置も所持していた」と述べました。
また、「また別の西側出身の人物は、逮捕された後に、『我々の治安部隊からは、(核協議の)交渉の場で我々の条件を呑むようしむけるために、イランの状況を最大級の暴力にまで拡大させ、混乱に陥れるよう任務が与えられた。そしてこの仕事のために、先だって死亡したイラン人女性マフサ・アミーニーさんの自宅に行き、人々の気持ちを抉るような彼女の私物を手に入れ、その写真や映像をインターネット上で公開するように命じた』と供述している」と説明しました。
一方、核合意関連の協議について、交渉の妥結を急いでいたことに触れ、「我々は不安定で国益をもたらさない合意を望まない。我々が譲れない一線とは、イラン国民の利益の保証に他ならない」と強調しました。
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