仏雑誌のイスラム権威侮辱に、イラン国民が一致団結し反応
1月 08, 2023 18:54 Asia/Tokyo
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フランスの雑誌・シャルリーエブド
イランの政府機関および国民が、フランスの雑誌・シャルリーエブドによるイスラムの神聖への侮辱行為を、一致団結して非難しています。
シャルリーエブドはこれまでにも、イスラム教の最後の預言者ムハンマドの神聖を侮辱してきましたが、今回は、宗教的・政治的な権威を貶める行動に出ました。
シャルリーエブドが先日、宗教的・政治的な権威を侮辱する風刺画コンテストを開催したことは、同誌だけでなく、表現の自由に対するフランスの政策にも多くの批判が集まることとなりました。
イランでは、最高指導者を選出する専門家会議と国会が、イスラム革命最高指導者と宗教的権威の地位に対するシャルリーエブドの侮辱行為を非難しました。
さらに、国内の主要な学生連合も非難の声を上げ、駐イラン・フランス大使の国外追放を要求しました。
また、テヘラン南方の聖地ゴムの人々も8日日曜、宗教的権威への支持を表明するために、シーア派8代目イマーム・レザーの妹マアスーメの霊廟に集結しました。
この件をめぐっては、イラン外務省のキャンアーニー報道官も、「フランスには、他国、特にイスラム諸国の宗教的・国家的な価値観やそこで神聖視されているものを、表現の自由を口実に侮辱する権利などない」と述べています。
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