イラン大統領、「革命防衛隊は地域からテロリストの害を減らした」
(last modified Sun, 22 Jan 2023 09:24:09 GMT )
1月 22, 2023 18:24 Asia/Tokyo

イランのライースィー大統領が、同国のイスラム革命防衛隊に対する欧州議会の措置に言及しながら、「革命防衛隊はテロリストに対峙し、その害を地域から減らした」と述べました。

欧州議会は今月18日、EUが指定するテロ組織のリストにイスラム革命防衛隊を加える決定をしました。

もっとも、この決定は命令ではなく、あくまでも要請という形になっています。

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は、22日日曜の国会における予算審議の席で、「イスラム革命防衛隊ほどテロに対峙し、地域からテロリストの害を減らすことに尽力した軍隊はない」と述べました。

続けて、「地域諸国の各軍・高官いずれもが、革命防衛隊がテロへの対峙において最大の役割を果たしてきたことを認めている」としました。

また、「革命防衛隊や同隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官の努力がなければ、イランおよび西アジア地域の状況は今と異なるものであっただろう」と指摘しました。

その上で、革命防衛隊の尽力に感謝しながら、「このように強力な革命防衛隊を非難したい者たちが今日行っている無益な努力は、失敗することになるだろう」と述べました。

一方、同日に国会の非公開会議に出席したアミールアブドッラーヒヤーン外相も、ツイッターにおいて「イラン国会は対抗措置として、欧州諸国各軍の要員をテロ指定リストに加える意向である」としました。

そして、「欧州議会は自分自身の足元に向けて発砲したことになる。(こうした措置に対する)返答は、それ相応のものになる」と述べました。

 


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