イラン外務省報道官、「我が国とロシアによる無人機工場建設は虚偽」
(last modified Tue, 07 Feb 2023 11:09:03 GMT )
2月 07, 2023 20:09 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、米紙ウォールストリート・ジャーナルの主張に反応し、「わが国とロシアがウクライナ戦争での使用目的で無人機工場を建設するとした報道は、完全な虚偽である」と述べました。

米紙ウォールストリート・ジャーナルは、「ロシアがウクライナ戦争で使用するためイランが設計した無人機を6000機製造できる規模の工場を視察・監督するため、イランから代表団が派遣された」と主張しました。

同紙はまた、アメリカと同盟するある国の当局者の話として、「この工場の建設は、イランとロシアの間で拡大している軍事協力の一部である」と主張しました。

キャンアーニー報道官は、この記事をめぐり、「ウクライナ戦争用無人機の生産工場をイランとロシアが建設したという報道は、事実に基づかない流言である」と述べました。

続けて、「残念なことに、交戦する二国の一方に武器や軍事装備を供与している最大の国々は、事実とは異なる捏造したニュースを広めることで、世界中の世論に誤解を生じさせることを望んでいる」と指摘しました。

その上で、イランがどちらの側にも付いていないとして、「我が国はこの(工場建設の)ような計画を立ち上げようとすらしていない」と強調しました。

さらに、「イランの行うアプローチは、当事者らが政治的解決法に頼るよう、また、国際社会が戦争終結に向けた政治的解決法を組み上げるのを助けるように、奨励することである」と説明しました。

そして、「武器を輸出したり戦争継続を煽っている者たちは、ニュースの捏造によって、戦争とその継続を企むという一方的で誤った行動を正当化しようとしているように見える」と指摘しました。

 


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