中部ヴァルザネ

ヴァルザネは、イラン中央部にあるエスファハーン州の東部、ナーイーン郡のヤズド州との州境にあります。

ヴァルザネの男性は、多くが農業に従事しており、女性は絨毯編みや織物の生産により生計を立てています。

ここの町並みは、旧市街と新市街に分かれています。

ヴァルザネの女性は、黒いチャードルのかわりに白いチャードルを被っていることから、この町は白い町（セフィード・シャフル）と呼ばれています。白いチャードルを被る理由に関しては、様々な意見がありますが、砂漠地帯の夏の厳しい暑さのためであるとも言われています。

また、ヴァルザネの手工芸品としては、テーブル織りと布織りがあります。布織りは、ティムール朝時代から存在し、一時期は盛んになっていましたが、工業用生地が流入してからは、かつてほど見られなくなりました。

なお、ヴァルザネのジャーメモスクは、ここの観光スポットの一つで、ティムール朝期に古い拝火神殿の跡に建てられたものです。

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