イラン・IAEA間の問題の一部が解決
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ある情報筋が国際通信イランプレスに対し、イランとIAEA国際原子力機関との間で行われていた協議の結果、見解の相違があった問題の一部が解決したことを明らかにしました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 30, 2023 18:24 Asia/Tokyo
  • イランとIAEAの国旗
    イランとIAEAの国旗

ある情報筋が国際通信イランプレスに対し、イランとIAEA国際原子力機関との間で行われていた協議の結果、見解の相違があった問題の一部が解決したことを明らかにしました。

イランプレスによりますと、この情報筋は、「IAEAが主張していた3つの施設の問題のうち1つについては問題が解決した。両者の間の協議が進んだことで、残る問題は2つに絞られた」と述べました。 

さらに、濃縮度83.7%のウラン粒子をめぐるIAEAの別の主張も、イランとIAEAとの協議がまとまり、イラン側の技術的説明により問題が解決したと説明されました。

IAEAはこれ以前に、イランで濃縮度83.7%のウラン粒子が発見されたと主張していました。

この情報筋はまた、イランがイスファハーン州にある核施設への複数台の監視カメラ設置にも同意したと述べました。ただし、カメラの約3分の1はオフラインであり、撮影された映像が即時送信されることはないということです。

イランとIAEAの間に前向きな雰囲気が生まれた最も大きな原因の一つには、グロッシIAEA事務局長が今年3月にテヘランを訪問し、同国大統領をはじめとするイラン高官と会談・協議を行ったことが挙げられます。

この会談でイランのライースィー大統領は、「我が国は、善意に基づいてIAEAとの最高レベルの協力に誠意を見せている。IAEAが覇権主義大国の影響を押さえ込んで完全にプロフェッショナルとしての立場を保てるならば、この協力は継続・発展していくことが可能である」と強調していました。

西側諸国が政治計画で前向きな雰囲気を見せ、さらに主張された3施設のうちの1つにおける濃縮度83.7%のウラン粒子に関する問題が解決したことで、今後の協議では、イランとIAEAの協力が拡大されて新たな合意に至る可能性が出ています。

 

 


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