イラン国連代表本部が、米欧ウクライナが主張する無人機疑惑に反論

イラン国連代表本部は、アメリカと欧州3カ国およびウクライナが主張する、イランがロシアに無人機を提供しているとする疑惑について、イランの名を貶めるための政治的ショーだと批判しました。

ウクライナ戦争が激化した頃から、アメリカを筆頭とする西側諸国は、反イラン的な主張を展開し、イランはこれを断固として否定してきました。

国連安保理決議2231は、イランの武器輸出を禁じておらず、国連に対してもこれに関する調査権限を与えていませんが、西側諸国はこの決議を歪曲して解釈し、ウクライナ戦争でイラン製の無人機が使われているとして同決議への違反を訴えています。

イルナー通信によりますと、イラン国連代表本部は23日、声明を発表し、「米英仏、アルバニア、ウクライナによる行動は、イランを貶めるための政治的ショーであり、国連事務総長による定期報告に影響を及ぼそうとするものである」としました。

その上で、「イランはこうした疑惑に対し、ウクライナ戦争には一切関与しておらず、速やかな停戦・和平を求めると繰り返し表明している」としました。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。