イランが薬草の生産と伝統医学で世界4位に
7月 10, 2023 20:47 Asia/Tokyo
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薬草の生産
イランのナレッジベース経済・科学技術副大統領事務所は、同国が薬用植物の生産や伝統医学の面で世界4位にランクインしていることを明らかにしました。
イランは多様な気候風土、地理的状況、広大な国土に恵まれていることから、薬用香草の栽培において注目を集める国のひとつとなっており、またこれらの薬草の多数がイラン特有のものとなっています。
イルナー通信によりますと、イランのナレッジベース経済・科学技術副大統領事務所の伝統科学・薬草本部書記シャムスアルダカーニー氏は、「わが国は伝統科学において数千年の歴史があり、この伝統医学は現在、イランの各大学にも導入されている」と述べました。
また、「イランには、薬草や伝統医学について、10~11世紀のイランの有名な医学者であるイブン・スィーナー(ラテン名アヴィセンナ)の著作『治療の書』(Kitab Al-Shifa’)など数千の題目に及ぶ書籍が存在する」としています。
さらに、「イブン・スィーナーの別の著作『医学典範』(al-Qānūn fī al-Ṭibb)も、およそ7世紀に渡り、世界の権威ある科学施設や大学で教えられており、また各国語に翻訳されている。これは、この著作が非常に内容豊かでアカデミックであることの証だ」と語りました。
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