イラン外務省報道官、「米への信頼を基盤にして協議行わない」
(last modified Mon, 31 Jul 2023 10:16:40 GMT )
7月 31, 2023 19:16 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官は、「わが国のアメリカに対する見解は明白なものだ。われわれは、米への信頼を基盤に協議することは決してない」としました。

イルナー通信によりますと、キャンアーニー報道官は31日、定例記者会見において、報道された職務休止中のロバート・マレー米イラン特使による音声ファイル及び、これに関連するイランのこの先の戦略について、「マレー氏がどんな発言を行ったかを明確にする責任が、米政府にはある。しかし、わが国は制裁解除を巡る協議を、国家の利益に基づきその権利回復のために継続していく」としました。

また、「イランの国益は、わが国の譲ることのできないレッドラインであり、我々にはこの協議を継続してまとめる用意がある」と強調しました。

その上で、「圧政的な制裁の解除および、アメリカを含めたすべての当事国の核合意への復帰のために、我々は努力を重ねている。わが国は、国益や核合意に明記された内容に基づいて話し合い、外交ルートでの努力を続ける」と述べました。

そして、「相手側に準備ができ、我々が相手の意向を確認できればいつでも、核合意の継続は可能となる。我々には、国益確保のために協議を継続する用意がある」と語りました。

 


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