イラン・ロシア両大統領が、南コーカサス問題の解決を強調
9月 27, 2023 16:37 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領とロシアのプーチン大統領が、地域の最新動向をめぐり、ナゴルノ・カラバフをはじめとした南コーカサス問題を、当事国のアゼルバイジャンおよびアルメニアの二国間対話、またジョージアを含めたコーカサス3カ国およびその近隣大国であるロシア、トルコ、イランを加えた「3+3」対話で解決させ、地域外勢力の介入は避けるよう求めました。
ライースィー大統領は、プーチン大統領と行った電話会談において、イランのBRICS加入をロシアが支持したことに感謝しながら、「BRICSは、多極的世界の形成に影響を与える新興組織の1つであり、イラン、ロシア、その他のメンバー国にとっては、二国間や地域的、国際的な交流の拡大に適した地盤である」と述べました。
一方、プーチン大統領もこの電話会談で、イランとの貿易額が昨年、それまでの記録を更新したとしました。
また、「イラン、アゼルバイジャン、ロシアの鉄道路線が相互に接続されるよう期待している。このことは、諸国間の通商取引増加に大きな効果を与えるだろう」と述べた上で、イランはロシアの戦略的パートナーだとしました。