イランが、シリアでのテロ攻撃を非難
10月 07, 2023 17:54 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領および、同国イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官が、シリア西部ホムス市で起きたテロ事件を非難しました。
5日、ホムス市内の士官学校の式典会場で無人機によるテロ攻撃がありました。
この式典には、軍関係者のほか、同校の在学生の家族や民間人なども参列しており、この無人機攻撃で多数が負傷しました。
シリア保健省は、このテロ攻撃で女性31名・子供5名を含む89名が死亡したほか、277人が負傷したと発表しました。
シリア政府は、今回のテロ攻撃の犠牲者への追悼のため、3日間を服喪期間とすることを発表しました。
イランのライースィー大統領は今回のテロ攻撃を非難するとともに、「この残忍な事件の責任がシリア領土の占領者をはじめとしたテロ組織を支援する外国勢力にあることは疑いないものであり、シリアの領土保全に対する国家主権の行使とテロとの効果的な戦いを妨げている」と語りました。
また、革命防衛隊のサラーミ―総司令官も、シリア国防相および、同国軍総司令官に宛てたメッセージにおいてこのテロ犯罪を強く非難するとともに、「この犯罪の実行者とその支持者は、忠実な聖なる戦士とイスラム抵抗運動の戦闘員からの大規模な報復と反応を受けるとともに、大きな代償を支払うことになるだろう」としました。