イラン高官らが各国との協議を継続、パレスチナ情勢めぐり
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イラン高官らが各国との協議を継続、パレスチナ情勢めぐり
パレスチナ・ガザ地区の無防備の民間人に対するシオニスト政権イスラエルの残忍な攻撃を止めさせるため、イラン当局は各国当局との集中的な協議を行っています。
これに関して、イランのライースィー大統領がシリアのアサド大統領およびサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談を行ったほか、アミールアブドッラーヒヤーン外相もグテーレス国連事務総長およびUAE・アラブ首長国連邦およびフィリピンの両外相と電話会談を行いました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は11日水曜夜、UAEのアブドラ外相との電話会談で、イスラエルの戦争犯罪とガザの人的封鎖の強化を強く非難しました。
また、ガザでの戦争犯罪の継続と拡大、住宅地や病院、学校への攻撃や包囲、水道と送電の遮断を、集団的懲罰および人類に対する組織的な戦争犯罪の一例であるとしました。
一方で、UAEのアブドラ外相もこの電話会談で、ガザ地区の民間人への支持・支援に向けて一丸となることの必要性を強調するとともに、「国連と国際赤十字がガザ住民を支援し、負傷者を避難させるための安全なルートの確保を果たす必要がある」と述べました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はまた、フィリピンのマナロ外相との電話会談で、パレスチナ・ガザ地区におけるイスラエルの犯罪について、「パレスチナで抵抗勢力が行ったことは、完全にパレスチナ人による自発的行為であり、イスラエルによる占領への報復として起こったものである」としました。
マナロ外相はまた、今回のイスラエルとハマスの戦闘で行方不明になったフィリピン人の安否確認のためイラン側の協力を求めました。
一方、イラン・イスラム革命最高指導者顧問のヴェラーヤティー氏は、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのイスマイル・ハニヤ政治局長および、パレスチナ・イスラム聖戦運動のナハレ事務局長との電話会談で、抵抗戦線とパレスチナ国民の最近の勝利に祝意を示すとともに、「(今回のハマスによる対イスラエル作戦『アクサーの嵐』における)勝利は、勇敢なパレスチナ国民の闘争の歴史の中で前例のないものだった」と語りました。
また、「イランは常に、抑圧されたパレスチナ国民に寄り添うだろう」とし、これに関するイラン最高指導者・ハーメネイー師の表明に触れ、「これらの闘争や勝利、そして成功はパレスチナ人自身の内部から生まれ、沸き起こっている」と述べました。
そして、シオニストが牛耳るイスラエルというテロ政権がガザの民間人に対して水、電気、ガス、食料を遮断した犯罪に言及し、「これは最悪の部類の戦争犯罪だ」と語りました。
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは今月7日、シオニスト政権の犯罪への反応として、テルアビブを初めとする占領地イスラエルの各地に数百発のミサイルやロケット弾を発射しました。現在まで続いているこの攻撃により、これまでにシオニスト1000人以上が死亡しています。
一方のシオニスト政権もガザ地区のパレスチナ人への残忍な攻撃を続行しており、白リン弾などの爆弾を使ってガザの住宅地を爆撃しています。
パレスチナ保健省は12日木曜朝、これまでにシオニストの残忍な攻撃によるパレスチナ人殉教者の数は1128人、負傷者は5489人に達している、と発表しました。同省はまた、ヨルダン川西岸でもシオニスト政権軍の攻撃でパレスチナ人28人が殉教、ほか150人が負傷している、としています。
こうした中、ガラント・イスラエル戦争大臣は、ガザ地区の完全封鎖を命令し、同地区内への食料、医薬品、燃料、送電、水の供給を禁止しています。
しかし、フォルカー・テュルク国連人権高等弁務官は、ガザ地区の完全包囲を国際人道法違反であるとしています。