イラン大統領、「シオニスト強奪政権による前代未聞の恐るべき犯罪は今世紀最大の大量虐殺」
(last modified Mon, 06 Nov 2023 11:33:31 GMT )
11月 06, 2023 20:33 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領とフランシスコ・ローマ教皇
    ライースィー・イラン大統領とフランシスコ・ローマ教皇

ライースィー・イラン大統領がフランシスコ・ローマ教皇との電話会談で、「4,000人の子供と2,500人の女性を含む1万人近い人々を殉教に至らしめたという、シオニスト強奪政権イスラエルの恐るべく前代未聞の犯罪は、今世紀最大の大量虐殺である」と語りました。

ライースィー大統領は5日日曜、フランシスコ法王との電話会談で「あまりにも衝撃的な犯罪を目の前にして、イスラエルを支持する国々は世界の人々にどう申し開きしているのか?」と述べています。

また、パレスチナ・ガザ地区のアルマムダニ病院やジェバリア難民キャンプへの最近の攻撃を含め、ガザ地区で抑圧されている女性や子供たちに対するシオニストの犯罪を、人道に対する犯罪の明らかな例だとした上で、イスラエル現政権をアパルトヘイトだとする国際機関の報告書に言及し、「ガザ地区の教会の爆撃およびパレスチナ国民の歴史的遺産の破壊は、パレスチナのイスラム教徒だけでなく、他の宗教に対するアパルトヘイト行為の一例であり、これらは米国といくつかの欧州諸国の幇助により行われている」としています。

そして、ガザでの即時停戦を急務だとするローマ法王の立場表明を高く評価するとともに、ローマ法王に対し、「西側諸国における自らの立場を考慮しつつ、イスラエルを支持する西側諸国に対し、これらの犯罪の阻止を加速してほしいとともに、この出来事における抑圧者と被害圧者の立場を正しく説明する役割を果たすよう求める」と述べました。

さらに、ガザ地区の被抑圧民に対するイランの原則的な政策と、あらゆる外交能力を駆使しての攻撃の即時停止、そして同地区への人道援助の送付を強調しました。

加えて、キリスト教徒の宗教的行為の自由および、イラン国内で市民があらゆる権利を享受していることに言及し、「今日、イランのキリスト教徒だけでなく、アルメニア、イラク、シリアの各地域のキリスト教徒もイランを安全な所、避難場所と考えており、我々はイスラム教徒の諸国民の権利だけでなくキリスト教徒の権利も擁護している」と語っています。

一方のローマ教皇もこの電話会談で、パレスチナ被抑圧民への支持というライースィー大統領の立場を評価に値するとし、対ガザ攻撃の停止および、同地区での停戦確立のための努力の必要性を強調するとともに、「世界のカトリック教徒の指導者として、私はこれらの攻撃の阻止、そしてガザでのこれ以上の女性と子供が犠牲になることを防ぐために全力を尽くす所存である」と述べました。

 


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