12月 12, 2023 20:23 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と中国の王毅外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と中国の王毅外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、中国およびトルコの外相と個別に電話会談を行い、シオニスト政権イスラエルによるガザ攻撃を阻止する必要性を強調しました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は11日月曜夜、中国の王毅外相と電話会談を行い、パレスチナの最新情勢を中心とした地域・国際問題について意見を交わしました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は会談の中で、パレスチナ・ガザでの虐殺停止をめぐる安保理決議案にアメリカが拒否権を行使したことに不満を示しながら、地域で平和と安定を確立するために中国が行う建設的な努力について触れた上で、「ガザでの戦争を止めるためには積極的に役割を果たす必要がある」としました。

そして、「ガザへの攻撃が早急に停止されなければ、地域は爆発し、全ての方面が制御を失ってしまうかもしれない」と、改めて強調しました。

一方の王毅外相も、ガザ停戦決議案への拒否権行使は遺憾だとし、「ガザで停戦を確立させ、人道支援物資を早急に搬入することは、我が国にとっても重要である」と述べました。

 

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とトルコのフィダン外相

 

イルナー通信はまた、アミールアブドッラーヒヤーン外相が11日にトルコのフィダン外相とも電話会談を行い、二国・地域関係上の問題、中でもガザやヨルダン川西岸でシオニスト政権イスラエルがパレスチナ人住民に対し続ける犯罪について話し合いを行ったと伝えました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、「シオニスト政権に対する米国の全面的な支援は、ガザとヨルダン川西岸のパレスチナ人住民に対する同政権の犯罪が続く原因となっている。これらの犯罪や大量虐殺を止めさせるために、外交や実践的方策を通じて最大限の努力を行い、また、パレスチナの人々に早急に支援物資を届けてその苦しみを和らげる必要がある」と強調しました。

フィダン外相も、ガザでの停戦確立に向けたイランの外交努力を評価しながら、パレスチナは今日のイスラム世界における中心問題である、としました。

 


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