イラン初の小児へのDBS手術が成功
(last modified Sun, 21 Jan 2024 10:23:28 GMT )
1月 21, 2024 19:23 Asia/Tokyo
  • イラン初の小児へのDBS手術が成功
    イラン初の小児へのDBS手術が成功

脳卒中などの治療法で、脳に細い電極を埋め込む脳深部刺激療法(DBS)による手術が、このほどイラン医科大学により小児に対して行われ、国内初の成功例となりました。

イランは脳卒中の治療分野で世界でも秀でた上位10カ国のうちの1つです。

イルナー通信によりますと、脳神経外科の専門家であるパルヴァレシュ医師は、テヘラン市内の病院で12歳の少女に対しDBS手術が行われ、成功したと明かしました。この少女は、母体の中にいる時から生後4週間までの間に何らかの原因で脳の一部が損傷することによって引き起こされる脳性まひの患者です。

同医師によると、この手術は脳の中心部にある視床に電極を埋め込む形で行われ、今後経過観察が行われるということです。

DBS手術は、脳に埋め込んだ電極と前胸部の皮膚の下に埋め込んだ刺激装置(パルス発生器)をリード線でつなぎ、電気刺激を与えるものです。

パルヴァレシュ医師によると、術後2週間が経過したころから電気刺激を与えていくということです。

 


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