イランで、新たな外科技術によりてんかん患者を治療
2月 03, 2024 15:08 Asia/Tokyo
イラン医科大学のモフセン・ナビユニー脳神経外科部長が、「国内専門医は、脳外科の新たな技術を用い、痙攣発作の原因となる部分を除去する、もしくは発作を伝達する神経経路の切断手術によって、てんかん患者を治療している」と述べました。
ナビユニー氏は、テヘランで開催された第1回国際てんかん外科学会の傍らで、「てんかんは、乳児から高齢者まで見られる疾病である」と述べました。
続けて、「てんかんは今日、製薬技術の進歩によって、症状の制御や治療に使える、しかも副作用の少ない薬が製造されている。てんかん患者に処方される薬の大半はイランでも作られており、外国製はほんのわずかである」と説明しました。
また、「癲癇発作の治療には、数年前から手術も用いられており、多くの患者の症状が術後に改善した。この手術は、病理学・脳解剖学的所見を経た上で実施されている。手術では、発作を伝達する神経経路の切断という手法が取られる」と説明しました。
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