イラン最高指導者、軍・革命防衛隊の思慮ある作戦に謝意 「一時たりとも止まってはならない」
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は21日、同国軍や革命防衛隊の高級司令官らと面会し、最近の成果に謝意を示したうえで、「神のおかげで、軍・革命防衛隊はその能力の高さを示し、またイラン国民に対する称賛ももたらした。イラン国民が国際社会において確固たる意志を持っていることを証明した」と述べました。
ハーメネイー師はこの日の面会で、「国軍の日」および「革命防衛隊創設記念日」に際して祝辞を述べ、今月14日のシオニスト政権イスラエルに対する報復攻撃が成功裏に行われたことを強調し、世界がイランを偉大な国として見るようになったと述べました。そして、
「発射されたミサイルの数や、敵がこだわる命中した数などは副次的な問題である。一番重要なのは、イラン国民および軍・革命防衛隊の意志が国際社会に対して示されたことである。敵が不愉快なのも、これに起因する」
と述べました。
イラン革命防衛隊は14日の対イスラエル攻撃で、合計300発以上の無人機・ミサイルを発射しました
この作戦は世界的に見ても最大規模の無人機・ミサイル攻撃といえます。国際的にも大きな反響を呼び、特に自由を求める各国の市民からは歓喜の声が上がりました。
ハーメネイー師はまた、
「あらゆる出来事には損失と成果が付き物だ。重要なのは、熟慮することで損失を抑え、成果を最大限にすることだ。両軍は最近の作戦において、この点を上手く成し遂げた」
と述べました。
ハーメネイー師は、軍・革命防衛隊・警察が敵に対抗するため絶え間なく努力を続けていることに謝意を示し、
「一時たりとも止まってはならない。立ち止まることは後退を意味する。したがって、兵器開発や戦術におけるイノベーションや敵を知ることは常に優先課題であり続ける」
と述べました。