イランが、30年前のAMIA爆破事件めぐるアルゼンチン大統領府の主張を非難
7月 17, 2024 14:23 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、30年前に起きたAMIAアルゼンチン・イスラエル相互協会爆破事件にイラン人が関与したと主張するアルゼンチン法務大臣の根拠のない発言および、同国大統領府の声明を非難しました。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで1994年、AMIA本部ビルが爆破され、これにより85人以上が死亡、300人以上が負傷しました。この事件の後、シオニスト政権イスラエルと同調した一部の団体は、シオニスト政権が占領地で行う犯罪から世間の視線を外させるため、イランがこの事件に関与したとして非難しました。
パールストゥデイによりますと、キャンアーニー報道官は、AMIA爆破事件から30周年を間もなく迎える14日日曜、同事件の犠牲者遺族へ哀悼の意を示しました。
また、「この事件の真相解明と最終的な解決は、アルゼンチンの各関係者が政治的思惑から離れ、第三者の介入や干渉的行為を防ぐことによってのみ可能となる」と述べました。
そして、アルゼンチン政府当局者に対し、イラン排斥的な言動を避けるよう呼びかけながら、アルゼンチンの国益と二国間関係から得られる利益をイスラエルおよびアメリカという悪の枢軸の描く反イラン・シナリオに晒さないよう求めました。