イラン最高指導者、タジキスタン大統領のペルシア語普及のための取り組みに謝意
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は30日朝、タジキスタンのエモマリ・ラフマン大統領と会談し、「イランが優先する外交政策は、地域諸国との関係拡大、とりわけ言語・文化・歴史・宗教をともにする国との関係拡大だ」と述べ、イランが様々な分野でタジキスタンと協力していく用意があると伝えました。
【ParsTodayイラン】ハーメネイー師はこの会談で、ラフマン氏がこの日開催されたイランのペゼシュキヤーン新大統領の就任宣誓式に出席するためイランを訪れたことに謝意を示し、両国の高官が行き来することは、協力拡大の下地になると述べました。
そして、「ペルシア語は、イラン・タジキスタン・アフガニスタンが持つ重要な共通要素のひとつだ。ペルシア語の保護・拡大のために、またペルシア語を孤立化させる試みを阻止するためにさらなる協力が必要だ」と語り、ラフマン大統領によるペルシア語普及のための取り組みに謝意を表明するとともに、「ペルシア語の伝統書体もタジキスタンで普及するべきだ」とも語りました。
ハーメネイー師はまた、
「イランとタジキスタンの関係拡大には反対勢力もいる。それに対抗するための計画を持っておく必要がある」
と語りました。
一方のラフマン大統領も、ハーメネイー師と再び会談ができたことに喜びを示し、自身とペゼシュキヤーン大統領との会談に触れ、「数年前に貴殿(=ハーメネイー師)がおっしゃったように、両国は親戚同士のような関係にある。我々は今まで以上にイランとの関係拡大とイランが持つ学術・医療・産業分野での進歩を活用したいと思っている」と語りました。
ラフマン大統領はこの会談で、自身が取り組んでいるペルシア語普及のための活動を紹介しました。